お江戸の時間

お正月の過ごし方を生徒さんと話していたら、

「お年玉をもらったけど、ほとんどお母さんに取られた」

という報告が相継ぎました。

それはそうでしょう。

みなさんがこうして塾に通えているのも、お家の方々がお金を用意してくれるからで、その上お年玉まで好きに渡したら大変よ。と、喉元まで出かかりましたが言葉を飲み込み、

「そうなの。きっと大事に貯めておいて、必要な時に使ってくれるんだよ」と言いました。笑。

お年玉、子どもに渡すからその後の親子のやりとりが大変なので、初めから親に渡してくれるシステムにしませんか??と、我が家のことも振り返りながら話を聞いていました。

さて、「時は金なり」と言います。

今朝は、「時」の方に注目してみましょう。

現在、私たちが暮らしているのは「24時制」という時間で区切られた世界。いつでもどこでも時間の長さは同じです。

ところが、ここ日本では江戸の昔、「不等時法」という時刻制度が使われていました。

日の出と日没からそれぞれ「昼の長さ」「夜の長さ」を六等分したものを一刻としています。

四季があるのだから当然、一刻の長さは昼夜で異なりますし、更には、同じ「昼の一刻」でも、冬至と夏至では40分もの差があったのです。

ちなみにこの六等分、「九つから四つまで下がるとまた九つに戻る」数え方をします。古典落語の「時そば」や、みんな大好き「おやつ」(八つ時が現在の15時頃)にもその名残がありますね。

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