おはようございます! 朝7時からの学習塾 朝塾です。
自宅には祖父が購入した古〜いピアノがあります。
正確な購入年月日はわかりませんが、50年くらい経っているのではないかなと思います。
鍵がなかったり、譜面台がカタカタしたりするのも、「味」だと思っていて、大好きなピアノです。
時々、調律をしてもらうのですが、昨日いらした調律師さんが、このピアノをいたく気に入ってくださりました。5人に一人くらいの割合で、うちのピアノに感動してくださり、大体が
「私が手がけた中で一番古いピアノです」とか、「こんな若い番号、初めて見ました」など、すごく珍しがってくれます。
ピアノには番号が付いているのですが、うちのピアノは4桁(千番台)です。
ディアパソンという会社のピアノで、とても柔らかい、素敵な音が出ます。
ただ、数年前に私が貰い受けた時には、もう何十年も調律していなかったので、
以前、ピアノの内部のフエルトやハンマーや、色々や部品を交換、メンテナンスしてもらい、調律もそれから頻繁にしています。
昨日いらした調律師さんがおっしゃるには、「古いピアノは、調律すればするほど、音という結果になって返ってくる」のだそうで、木材の質や部品の素材そのものが良いので、調律が反映されやすいのだそうです。
調律する人は大体、真ん中のラの音から始めます。クラシックの音の場合この音は442ヘルツにすることが多く、うちのピアノもこれを基準にしてもらっています(ポップス音楽などは440ヘルツ)。
2ヘルツって、物理的には全然違う音ですが(ヘルツは、一秒間に空気が振動する回数。442ヘルツなら、一秒間に空気が442回プルプルします)、一般の人の耳にはあまり違いがわからないのだそう。
さらに、ピアノの両端の3〜4音も、音としては聞こえるけれど、音階まで聞き取れるのは中々一般ではないらしく、特に一番下の低い音はラに聞こえない人がほとんどだそうです。
それでも、ピアノの88音は、人が音として認識できる端から端までなので、個人差はあるのでしょうが、聞き分けられる方ももちろん、たくさんいるのです。
鍵盤の戻りが悪かったのも、直してくださいました。写真は調律前。黒鍵が沈んだままになっています。
調律師さんって、すごいなぁ(*^^*)
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