獲加多支鹵大王
↑読めますか?
わかたけるだいおう
と、書いてあります。
埼玉県の稲荷山古墳から出土した剣に刻まれていたものです。
一方、熊本県の江田船山古墳から出土した刀には、
獲○○○鹵大王
と、刻まれていました。
○は、風化して?(人為的に切り取られたような。。。下の写真です)、読めない箇所です。
ワカタケル大王は、雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)の事。大和朝廷の頃の天皇で、日本の天皇第21代にあたる人物。
その名が刻まれた剣が、熊本県と埼玉県から出土した事で、天皇の支配が、九州から関東まで及んでいたことがわかります。
ちなみに、埼玉県からは「鉄剣」、熊本県からは「鉄刀」なので、読み落としの無いように注意です!
剣は両刃、刀は片刃です。
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