おはようございます!
朝7時からの学習塾
朝塾です。
英語の予習をしていた、中学入学を控えた女の子。
いくつかの例文を訳すという課題では、単語を調べつつ奮闘していました。
これ見て!
これだけは調べなくても解けたの!
と、嬉しそうに持ってきた訳は、
「これは彼のホースです。これは細いです。」
。。。嫌な予感しません?
(笑ってはいけませんよ。生徒さんが真剣に取り組んでいるものを笑うと傷つけますから)
英文が浮かぶ方、お気づきかと思います。
英文は、
This is his horse. It is smart.
よくできた例文ですよね。
horseは、水撒きをするホース(hose)ではなく、馬。
smartは痩せている(skinny)ではなく、頭の良い、賢いという意です。
つまり、
「これは彼の馬です。これは賢いです。」
と、なります。
この例文、英語初心者がつまづく、多くの要素を含んでいます。日本人が初めて英語を学ぶ時、どこに気をつけるべきかを暗に教えてくれています。
まず、horse。
ホースと読めても、私たちが認識するホースとは限らない。スペルが違いますが、日本語で言う同音異義語の要素です。
次に、二文目の主語であるIt。
無生物である物以外にも、動物をitで表すことをこの一文で学べます。(ちなみに、天気もitを、使いますよね)
最後に、smart。
和製英語のように使われている単語の中には、本来の意味を表さない場合があることを示しています。
「パン」がそうかしら。なんとなくカナカナのものは英語のような感覚になるのですが、英語でパンと発音すると、フライパンのpanと思われますね。日本語で意味しているパンは、bread です。
このsmart も、「華奢な」という意味で私たちが使うスマートとは違いますね。
この例文は、本当に無駄なく学習出来るようにかなり練られたものだということがわかります。
たかが例文。されど例文。
この様な出題者の意図が読み取れる例文は、「単に覚えろ!」という風にしか感じられない例文よりも、優しさや温かさを感じます。
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