七夕と乞巧節(きっこうでん)

七夕って読める?と小学校1年生に聞きました。

ひた(おぉ、カタカナを習っているところだものね)

ななた(おぉ、七を漢字で読めた)

しちた(おぉ、七の別の読み方ができた)

など、色々出てきましたが、誰ともなく「たなばたー」と教えてくれました。

ベガ(こと座。織姫星)とアルタイル(わし座。彦星)とデネブ(はくちょう座)のいずれも1等星を結んでできる「夏の大三角」は、天の川を挟み、見つけやすい星座でもあります。

今日は七夕です。織姫と彦星のお話が一般的なので、今日は中国の乞巧節(きっこうでん)を紹介します。

乞巧節(きっこうでん)。読みにくいですねー。これは、昔の中国で女の子たちが裁縫や刺しゅうの腕の上達を願う、女の子のためのお祭りだったのだそうです。当時は裁縫や刺しゅうの腕、つまり家事などが得意な女の子が人気の的。そして、不器用な女の子はお嫁の貰い手がなかった、あるいは良いところにお嫁に行けなかったそうです。

お嫁にいけないのは一大事なので、嫁入り前の娘たちは七夕の夜、庭に果物などを供え、織姫星に裁縫上達の祈りを捧げたのです。(これが、現在の笹飾りのもとにもなっているようです。)

そういえば、もともとの七夕伝説では、織姫様は彦星様に身にまとっていた布を隠されて、神の国に帰れなくて困っているという場面がありましたね。織姫様とお裁縫は密接に関係しているようです。

ほかにもいろいろある七夕伝説。物事を多角的に調べてみてくださいね。

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