おはようございます。朝塾です。
みなさんのお家に「新聞」はありますか?
きっと、この記事を読んでいる人の2人に1人は「あります!」と答えるのではないかしら。この表は、新聞の発行部数と世帯数の推移(新聞協会経営業務部調べ)です。
注目ポイントはココ!
2003年には一世帯当たり1.07あった新聞が、2023年には0.49になっています。20年間で約半分。
以前は、学校で「新聞持ってきてね」と言われればほとんどの家庭には古新聞があり、持っていくことができましたが、今では「新聞、家にある?」から確認しないといけません。「新聞を読めるようになると、大人」と感じていた子どもが多かったように思います。
今はタブレットで購読している大人もいますが、そもそも情報の媒体が新聞だけではなくなりました。
それでも、子どもたちには新聞を読むことを勧めています。
その大きな理由は、「情報を取捨選択する力がつくから」。
小学校5年生では社会科で新聞の作り方を学びます。
取材→編集→会議→レイアウト→校閲→印刷→配達
ざっくりですがこのような流れで、この工程中にたくさんの人の目に触れます。
webの記事と大きく違うのが「多くの人がかかわって作っている=信憑性が高い」点です。
また、2024年度実施の全国学力状況調査では中学国語の正答率が過去最低(58.4%)になり、特に「読む」技能を測る問題で正答率が低く、必要な情報を読み取る力に課題がみられました。この時同時に実施された「生活習慣などを尋ねるアンケート調査」と照らし合わせると、【1日あたりのSNSや動画視聴などが「30分未満」と答えた生徒の正答率は63・9%だったが、「4時間以上」の生徒は51・6%で、12・3ポイントの差が開いた。】のだそうです。
日常的に新聞を学習に取り入れている学校では、このポイントが高くなる傾向にありました。(小学校では4.0ポイントも高かったそうです)
SNSもいいけれど、適切に利用しましょうね。
また、お子さんの学校が新聞を積極的に活用しているとも限りませんから、ご家庭で補填できることはしてあげてください。子ども用の新聞はとても分かりやすく書いてありますから、大人でも勉強になりますよ。