理科 火星の接近 2025年1月12日

おはようございます!朝塾です。

太陽系の惑星、水星から順番に言えますか?

そう、水金地火木土天海(すいきんちかもくどってんかい)ですね。古い記憶をお持ちの方は、「え?水金地火木土天海冥(すいきんちかもくどってんかいめい)じゃないの?」と思いましたね。冥王星は、2006年8月24日に国際天文学連合の総会で惑星から「準惑星」へと分類しなおされました。

今日は地球から見て「外惑星」と呼ばれる、地球よりも太陽から遠いところを回っている惑星、火星のお話です。

外惑星には、ガスや氷でできているものが多いですが、火星は地球と同じ地面を持つ「地球型惑星」です。地球から肉眼で見ることもできます。

そんな火星ですが、地球とは約2年2か月ごとに接近を繰り返しています。ただし、火星が太陽を回る軌道はかなりゆがんだ楕円なので、地球とは接近する時期によって距離がかなり異なります。

大接近と呼ばれる、日本が夏の時期の接近だとその距離が約5千万㎞になり、近世に次ぐ明るさに輝くこともあります。

明日の接近は約9600万㎞ほどの距離なので、接近としては遠いほうですね(小接近と呼ばれます)。

この火星、大接近の頃にはとても明るく見えます。明治10年、西郷隆盛がなくなることで終わりを告げた西南戦争がありました。この年にも火星は地球に大接近しており、当時の人々は赤く輝く火星を「西郷星」と呼んだ記録もあるそうです。

冬は空気も澄んでいて、天体観測に適した時期です。寒いのでお出かけの際には暖かくしてお出かけください。

天体好きの方のための、豆知識満載な過去記事はこちらから。

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