日本と台湾 台湾は国?

おはようございます。朝塾です。

近年、日本人に人気の観光地の一つに台湾があります。私の親戚も先日旅行に行き、「ごはんがおいしかったー」と言っていました。友人の一人は、毎年台湾に行くほどの台湾好き。「いつ行っても毎回違う楽しさがある」と言っています。私自身は台湾に行ったことがないのですが、いつか行ってみたい国の上位にランクインしています。

さて、「いつか行ってみたい国の上位」と言いましたが、台湾は国なのでしょうか。

実は、台湾を国と認めているのは世界で15か国だけ。国際的には、【台湾は中国の一地方】なんですね。オリンピックでも「Chinese Taipei(チャイニーズタイペイ)」という呼び方です。

どうしてこのようなややこしいことになっているのか。もちろん、歴史が大きく関係しています。台湾の歴史はざっとこんな感じ。

・1624年までは原住民が社会を作っていました

・1624~1661年 オランダやスペインによる支配

・1661~1683年 鄭成功(ていせいこう)がオランダ勢力を追放し、台湾を支配

・1683~1895年 清の支配下。200年も続きます。

・1895~1945年 日本の植民地。日本は日清戦争に勝ち、台湾の統治権を手に入れます(下関条約)。

・1945年~ 中華民国。日本が世界大戦で負け、台湾の統治を放棄。

台湾の人にとって見れば、支配されてきた歴史があるものの、日本の統治下だった時にはインフラの整備(鉄道、道路、水道、電気など)や識字率(しきじりつ。文字の読み書き)の向上など、日本は台湾の近代化の一端を担っていた側面があります(今でも台湾の高齢者は日本語が話せるそうです)。

この他にも深い歴史があるのですが、それはまた別の機会に。百聞は一見に如かず。まずは自分の目で、見てみたいと思います。



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