高校 古典 枕詞 まぎらわしい

おはようございます。朝塾です。

高校古典で習う「枕詞」。わかっているだけでぐっと読み取りが楽になります。逆に、よくわからないまま現代語訳のような言葉からのイメージだけで読んでいると誤読する可能性も。しっかりと理解をして「正確にスムーズに」読解をしていかれるように練習しましょう。10月の火曜日は、「枕詞の日」として、シリーズでお伝えしていきます。

今朝は、どうにもまぎらわしい(誤解しやすい)枕詞を紹介していきます。

1.さざなみの:小波。小波の立つ「湖(みずうみ)」という意味。つまりこれ、「琵琶湖限定」の枕詞です。

「さざなみの」は、「志賀、大津、近江」の枕詞です。あくまでも「琵琶湖」のイメージを忘れずに!海とか池とか川だと思わないように注意です。
大きな波は海のものだけれど。小さな波は湖のもの。小波の寄る、湖と言えば「琵琶湖」!なので琵琶湖とその周辺の地名に基づくものに係ります。

2.ふゆごもり:冬籠り。「冬にこもっていたもの」という意味。とても誤解されやすいのですが、「春」に関する語に係る枕詞です。

代表的なものは、「冬こもり 春さり来れば 鳴かずありし 鳥も来鳴きぬ …」(万葉集)です。

3.わかくさの:若草。

「わかくさ」は、「妻、夫(つま と読みます。注意!)、新、若」などの枕詞です。「新婚夫婦に関する言葉」に係る枕詞です。

さて、いかがでしたか。今朝は「まぎらわしい」の枕詞を集めてみました。もっと勉強したい人にはこちらのテキストがおすすめです。

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今朝のブログが、古典学習を進める人の助けになれば嬉しいです!

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